健康維持のためには、運動が大切とよく言いますよね。
とはいっても学校を卒業した後は、運動が大切と言われても「はいはい」と聞き流している人が大多数かと思います。
しかし年をとってからも、そのまま運動をしない習慣を続けていると、EDになってしまうリスクが高くなるんです。
仕事ばかりで運動なんて全くしていない。デスクワークでトイレと机の往復くらいしかしていない。
そういった男性は、まだ若いと思っていてもかなり危険なので運動不足解消をオススメします。
運動習慣はEDリスクを減らすだけでなく、あらゆる健康面でも得をするので試してみる価値はありますよ。
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運動不足な男性がEDになりやすい原因とは?
若い間は気にしなくてもいいのかもしれませんが、運動不足になると少しずつEDになりやすい身体に近づいていきます。
運動不足はEDリスクが高くなるのはもちろんのこと。健康にも良いことが全くありません。
EDになる原因をしっかり確認して、運動習慣をつけるのがオススメです。(自分にも言えることだけど・・・)
原因その1:血流が悪くなる
運動不足が続くと、一般的には筋肉量が減少する為、血液をおくりだす力が弱くなります。
その結果、血流が悪くなって勃起力も低下します。
血液の流れは勃起においても重要で、ぺニスの組織である海綿体に血液が流れこまなければ、勃起力と持続力の低下にもつながります。
だからこそ日頃から運動をして、筋肉量を一定以上にたもつ必要があるんです。
原因その2:下半身の筋力が低下する
勃起を維持するために最も重要な筋肉といえば下半身の筋肉です。
その中でも特に、骨盤底筋群(こつばんそこすじぐん)という筋肉は重要です。
この筋肉は血液を海綿体にとどめることができ、勃起を維持する働きに大きく関係します。
おとろえることで、中折れしやすくなりEDになるので、日頃から下半身のトレーニングは重要なんです。
特にスクワットは、下半身の筋肉強化にはもっとも手軽で効果的です。
続けるのは大変ですが頑張ってみてください。
特にデスクワークが日課になっている男性は、骨盤底筋群の筋肉がおとろえやすい傾向にあるので要注意です。
原因その3:男性ホルモンの分泌量が低下する
運動不足は体内の筋肉量を低下させて、男性ホルモンの分泌量低下もまねきます。
中でも男性ホルモンに含まれるテストステロンは、性欲アップや精力維持には重要なホルモンです。
精力剤などで分泌量アップはできますが、まずは運動の習慣をつけて分泌量を増やすのが先です。
運動不足を解消したうえでの精力剤なら、効果もたかくなるのでオススメですよ。
原因その4:肥満になりやすい
肥満度をあらわすBMIという指標がありますが、この数値が25を超えている人は肥満体型とされています。
特に30を超えている方は、明らかな太りすぎです。
BMIは体重(kg) ÷ 身長(m)×2 の中で求められ、この数値が高いと、中高年になった時に高確率で糖尿病や高血圧になります・・・
特にBMI値が30kg/m2以上の人では、23kg/m2未満の人の約1.7倍リスクが高まることがわかっています。
引用:肥満とEDの関係って?
また肥満の男性は、原因その3で紹介したテストステロン値が低い傾向にあります。
ですので少しでも運動不足を解消して、BMI値を減らした方がいいんです。
BMI値の目安・・・
病気になりにくい理想的なBMI値は22で、数値がそれ以上ある方は、運動して痩せた方がEDになりにくいですよ。
BMI22というのは、170cmの場合の体重が63.5kgで、太ってもおらず痩せてもいない一般体型です。
- 18.5未満 = 低体重
- 18.5以上25未満 = 普通体重
- 25以上 30未満 = 肥満度1
- 30以上 35未満 = 肥満度2
- 35以上 40未満 = 肥満度3
- 40以上 = 肥満度4
ED対策にはどんな運動がオススメ?
EDへの対策に運動の効果は高いのですが、一体何をすれば良いのか迷いますよね。
いくつか候補をあげると、下記のようになります。
- ウォーキング
- ストレッチ
- ジョギング
- スクワット
- 水泳
- 水中ウォーキング
この中で効果があると有名なのはスクワットです。
スクワットは、骨盤底筋群と下半身の筋肉をきたえるには、とても効率的な運動です。
ただし続けるのはツラく、体を痛める可能性もあるのので、オススメなのはストレッチとウォーキングです。
どちらも朝起きた時におこなうのが、習慣づけるには良いですよ。
ちなみに運動はどれもオススメなのですが、自転車だけは注意してください。
なぜなら、サドルの部分がペニスを圧迫して、EDになるリスクが高くなるからです。
これについては、研究している人の論文もいくつか出ていて、信ぴょう性は高そうなので注意してください。
特にロードバイクやマウンテンバイクは、EDになりやすい乗り物だそうですよ・・・
まぁ毎日1時間くらいまでの運転なら、影響はほとんどないそうですけどね。
尚、運動によるED対策は下記の記事で詳しくまとめているので、参考にしてください。
運動のやりすぎはEDのリスクが高くなる? やりすぎには要注意
運動は無料でできるED対策としてはオススメで、運動不足な男性はEDになりやすいというのは説明の通りです。
しかし運動は、やりすぎることでEDのリスクが高くなるんだとか・・・
その理由は活性酸素にあります。
活性酸素はストレスや喫煙、大食いなどでも増えますが、疲れて座り込むようなレベルの運動でも増えるんです。
そして活性酸素がふえると、動脈硬化の原因になって血液の流れが悪くなります。
少し息が切れるくらいの運動までは効果的ですが、それ以上は身体には良くないみたいです。
とはいっても、運動のやり過ぎによる活性酸素の影響はそこまで大きいわけではなく、食事やサプリメンで抗酸化成分を吸収すれば大丈夫です。
それよりも運動をまったくしない状態の方が、EDリスクが高くなることは確かです。
実際、運動をまったくしない男性にくらべると、定期的に運動をする男性のEDリスクは、30%も低下するという研究結果も出ているくらいです。
ですのでプロスポーツ選手でもない限り、運動のやり過ぎによるEDリスクは、考えすぎなくても大丈夫かと思います。
最後に運動習慣は、EDの対策になるだけでなく健康維持にもとても役立ちます。
EDをはじめ生活習慣病に早い段階でなる人は、決まって運動不足な人ばかり・・・
今現在、生活習慣病になっていてもいなくても、運動を続けていて悪いことはありません。
続けているうちに楽しくなってきたという声も聞くので、継続できそうな方は頑張ってみてくださいね。
もし無理そうな方も、精力剤を飲んで健康維持に気をつけるくらいの努力は必要ですよ。
まとめ
- 運動をしない習慣はEDリスクを高める。
- 運動不足は血流が悪くなり、下半身の筋肉が低下するのでEDになりやすい。
- 運動不足は男性ホルモンの分泌量を低下させて、肥満になるとさらに低下する。
- EDに効果があると有名なのはスクワット。オススメの運動はストレッチとウォーキング。
- 自転車の乗りすぎはEDになるリスクが高くなる。
- 運動のやり過ぎは活性酸素が増えて、EDリスクを高める。
- 運動不足な男性と運動をしすぎる男性では、運動不足の方が圧倒的にEDリスクは高い。